【観】明治天皇大井行在所
中山道大井宿にある、明治天皇大井行在所。明治13年、明治天皇が御巡幸の折に宿泊された建物が、今も当時の姿で残っています。
天皇がお泊りになる場所は、10畳以上の三間続きの部屋があることが、条件のひとつ。本来なら、本陣にお泊りいただきたいところですが、この条件を満たしていませんでした。行在所として選ばれたのが、大井宿の中でも大規模だった旅籠。急遽、三間続きの部屋や風呂、畳敷きの便所が、作られたそうです。欄間の継ぎ目のない木細工、今もなお全くひずみのない木戸。急遽作られたとは思えない、素晴らしい出来栄えです。これは、木曽の良質な木材を使用し、木曽の匠が作り上げたからこそ。これからもずっと守り続けて欲しい、素晴らしい文化遺産です。
明治天皇大井行在所 地図
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