【観】瀬戸染付開発の嫡流
瀬戸市美術館で開催中の、特別展瀬戸染付開発の嫡流へ、行ってきました。
瀬戸焼の開祖と言えば、鎌倉時代の陶工、加藤景正。そしてもう一人、瀬戸焼の歴史における重要人物は、瀬戸に磁器をもたらした、加藤民吉。加藤景正は陶祖、加藤民吉は磁祖と、呼ばれています。今回の特別展は、加藤民吉没後200年のプレ事業。瀬戸磁器開発を担っていた、加藤民吉に代表される大松家と、加藤忠治に代表される古狭間家、ふたつの家系に関連する作品が展示されています。江戸時代に作られた、白磁に藍色1色で文様を描いた、王道の染付。明治時代に作られた、日本の風景を華やかに描いた、輸出用の壺。美しい瀬戸物を鑑賞しながら、その歴史も学べる、素敵な展覧会です。
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