【観】玉造稲荷神社分社
長堀通り沿いにある、玉造稲荷神社分社。すぐ近くにある、玉造稲荷神社の本社は、日本書紀にも登場する、古い歴史をもつ神社です。



鳥居の隣にある、大きな石碑には、浪花講発祥の地と書かれています。江戸時代、お伊勢参りの西の玄関口として栄え、多くの旅人で賑わった玉造。当時は、一人客を断る宿や、ぼったくり宿、飯盛女を置く宿も多く、旅人が安心して宿泊できる場所が、少なかったそうです。そこで立ち上げられたのが、旅宿組合の浪花講。指定された優良宿には、誰もが安心して、宿泊できるという訳です。優良宿の指定をする以外にも、旅先の情報や、各地の名物名産を掲載した、浪花講定宿帳を発行。江戸時代後期には、現在の旅のシステムを作り上げた浪花講は、旅行社の祖とも言われています。
玉造稲荷神社分社 地図
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